最近の住宅ローン事情
住宅ローン事情の変化には目を見張るものがあります。少し前であれば、公庫・年金融資の不足分を民間ローンで借りるというのがパターンでした。
ところが、各金融機関のキャンペーン金利やフラット35の登場などにより、借入先や諸条件を比較検討できる反面その選択が複雑になってしまいました。
そこで、人生の三大資金にあげられる住宅取得資金の設計を間違えないためにも、最新の住宅ローン事情についてチェックしておかなくてはなりません。
借りる側から考えて最も大きな変化は何なのか?それは、借り入れ時に発生する諸費用が少なくなってきたことでしょう。団体信用生命保険料や保証料といった高額な支出が必要なくなってきていますし、繰上げ返済にかかる手数料が無料のところも現れました。
また、返済方法についてはボーナス払いの利用者が3割程度まで減少し、元金均等払いにより総支出額を抑える方が増えてきました。
ではその中で、最もオススメの住宅ローンは何なのか?専門家に問い合わせれば「フラット35」と答える方が多いでしょう。あまり聞きなれない名前かもしれませんが、最近注目度が高まっているローン商品です。
これは、銀行が融資した際に持つローン債権を住宅金融公庫が買い取り、それを担保に資産担保証券(MBS)を発行し投資家より資金を調達します。つまり、銀行は資金回収という窓口業務と手数料収入を、住宅金融公庫はローン債権とリスクを、投資家は証券による収入をというふうに役割を分担させた仕組みになっています。
では何故この商品は注目を集めているのか?この理由は「最長35年の固定金利」・「金利水準が低い」・「公庫融資より融資限度が拡大」という3つです。現在の低金利環境に身を置く私たちからすれば、その恩恵を十分に受けつつ安定的な生活設計・返済計画を立てることができる商品であれば、必然的に注目度も高くなるでしょう。
また、借り入れ諸費用に関しても、保証料と繰り上げ返済の手数料が無料だけでなく登録免許税が非課税になっているところも魅力です。もし、デメリットをあげるとすれば、この住宅ローン事情にありながら団体信用生命保険料が必要なところでしょうか。
しかし、これも総合的に考えると十分にペイできると思われます。
最後に、複雑化した住宅ローン事情ですが、逆に住宅取得資金の設計自由度が高まったとも考えることができます。住宅ローンを組むにあたっての正解は各家庭のライフプランによって異なります。注目度ではなく家計を客観的に評価して考えてみましょう。
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